公益財団法人 地球環境センター
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インドネシア青年研修(都市環境管理)が終わりました

 

 地球環境センターが2010年2月19日から実施した、インドネシア青年研修(都市環境管理)は、3月4日に閉講式を行いました。

 青年研修とは、人材育成支援の一環として、開発途上国から21世紀の国づくりを担う青年たちを日本に招き、それぞれの専門分野についての研修を通じ、将来の国づくりを担う人材を育成するとともに、日本人との交流を行うことにより、開発途上国の人材を育成することと、お互いの理解と信頼を深め、友情を築くことを目的としています。日本の人々との交流を通して友情を育み、将来彼らが国を担うようになったとき、この経験が日本との友好・世界の平和に役立てばと考えられたJICAのプログラムです。

 今回の研修国インドネシアは、ジャワ、スマトラ、カリマンタン(ボルネオ)、スラウェシ、ニューギニア(パプア)など、大小17,508の島々からなり、面積は日本の約5倍、石油、天然ガス、スズなどの地下資源の他、米、ココナッツ、カカオ豆などの農産物にもめぐまれています。今回の研修には16名(中央省庁4名、州政府8名、都市政府3名、NGO 1名)が参加しました。

 約2週間の研修は、インドネシアで2008年に改定となった廃棄物管理法実施につながるよう、特に都市廃棄物管理に重点を置きましたが、その他にも大気汚染対策や水質汚濁対策など都市公害問題対策や大気汚染シミュレーション技術、また気候変動対策などに関する講義や実習、NGOの活動の紹介、加えてごみ焼却工場や下水処理施設などの視察など、多岐にわたる内容にも、各研修員は熱心に取り組んでいました。

琵琶湖・淀川水質浄化センター(BIYOセンター)の視察

 一方、インドネシアでは家庭の主婦グループがはじめた厨房ごみのコンポスト化が地域活動となっている例(パレンバン市など)や、廃棄物対策の状況で格付けをするAdipuraやAdiwiyataの制度など、日本にとっても参考となる事例もありました。

 このほか、日本の文化を理解してもらうため実施した交流会には、インドネシア愛好会など一般市民14名の方に参加していただき、インドネシアの歌の交流など友好親善も深まりました。

 研修員は日本における研修の成果をもとに、母国における今後のアクションプランを作成し、その内容について発表しました。インドネシアの環境問題の現状を分析し、市民の環境意識を高め、ごみの分別を促進するための方策の検討、家庭の厨房ごみのコンポスト化を一層促進するための啓発などの活動内容や実施のためのタイムスケジュールなど充実した内容の計画でした。これらの計画の推進状況については6か月後に、GECにメールで報告されることになっています。

 研修員の日本に対する感想では、日本人の規律正しさ、礼儀正しさ、時間に正確なこと、手助けを惜しまないなどの賛辞の言葉が印象的でした。
 今回の研修がインドネシアと日本の友好促進の一助になれば幸いです。


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