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新メカニズム実現可能性調査(FS)結果データベース

調査名ベトナム・混合セメントへの高炉スラグ利用によるCO2削減に関する新メカニズム実現可能性調査
調査年度2011(平成23)年度
調査団体株式会社三菱総合研究所
調査協力機関Nghi Son Cement Corporation、太平洋セメント株式会社、ベトナムセメント協会(VNCA)、ベトナム建設省建築研究所(VIBM)、新日本製鐵株式会社、JFEスチール株式会社、株式会社神戸製鋼所、住友金属工業株式会社、日新製鋼株式会社
調査対象国・地域ベトナム(タインホア省)
対象技術分野その他
報告書 参考PPT資料(PDF:437KB)
事業・活動の概要 日本より高炉スラグを輸出し、現地において生産されているセメントクリンカと混合し、高炉セメントを生産する。
リファレンスシナリオ及びバウンダリーの設定下記より選択

 A 現状どおり(市場のセメントを代替)
 B 他の混合材を利用
 C 新規生産ラインを建設
 D 現状どおり(既存生産ラインを継続)

 本プロジェクトのリファレンスシナリオは、高炉スラグにより既存の他混合材を代替する計画や、新たな生産ラインの建設計画が存在しないことから、「現状の生産設備の継続」と設定する。また、ベトナムにけるセメント生産量は増加していることから、100%クリンカを代替すると想定する。またバウンダリ―は、高炉スラグを混合するセメント工場であるが、地理的範囲は高炉スラグの輸送経路及びホスト国のセメント市場とおける。
モニタリング手法・計画
  • シナリオA,Cについてはデフォルト値を活用し、セメントへの高炉スラグ混合量のみ把握することにより算定可能とした。
  • シナリオBはプロジェクトが成立しない。
  • シナリオDの場合は自社生産ラインを代替するため、CDM方法論ACM0005に基づくモニタリングが可能。
GHG排出量及び削減量ベースケース:396,505tCO2(感度解析の結果、概ね35万tCO2以上となる)
排出削減効果の測定・報告・検証(MRV)手法 本プロジェクトの場合、リファレンス排出量についてはセメントへの高炉スラグ混合量のみ把握することにより算定可能。またプロジェクト排出量については海運、陸運に関するデフォルト値が活用可能であり、スラグ輸送量及び輸送距離(事前固定)が判明すると算定可能となる。従ってMRVは非常にシンプルなものとなる。
環境影響等 温室効果ガス排出削減及び省エネ・省資源以外の好影響・悪影響は限定的。しかし下記に示すようにSO2の排出削減に資する。
資金計画 総コストは約40億円と考えられ、D/Eは7:3程度である。
日本技術の導入可能性 スラグ粉砕・混合設備:日本製品は技術的に優位であり支持されているが、コスト面が課題。
 また、高炉スラグ自体が日本製品と考えられる(日本の大型高炉で生産されるスラグの品質は良好と言われている)。
「コベネフィット」効果
(ローカルな環境問題の改善の効果)
 大幅な省エネ効果により、ローカルな大気汚染の軽減に資する。その他の環境問題については大きな影響はない(石灰石資源等の保存につながる)。
ホスト国における持続可能な開発への寄与下記の効果が挙げられる。
  • 長い海岸線を有し発展途上のベトナムにおいて、土木・海洋工事や建築工事の基礎部分、マスコンクリート用途に優れた特性を持つ高炉セメントは有用。
  • 南部メコンデルタの硫酸塩性土壌に、耐硫酸塩性素材である高炉セメントの活用は望ましい効果がある。

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